沖縄では毎年10月、『那覇大綱挽まつり』という伝統行事がおこなわれています。
『那覇大綱挽まつり』は平和安寧・市民繁栄・商売繁盛・家庭円満・子宝などの幸福を願って綱を挽く伝統行事であり、沖縄市民にとっては綱を挽くことで「繁栄・幸福・団結」をはかり、願い、そしてある種市民同士コミュニケーションのひとつとなっています。
国際通りの付近にある牧志の希望ヶ丘公園内では実際に那覇大綱挽まつりで使用される大綱の実物大モニュメントを見ることができ、1つの観光スポットとして有名なほどです。
那覇大綱挽の歴史・由来
沖縄那覇大綱挽の歴史・由来は琉球王国時代から引き継がれており、沖縄の伝統行事の中でも長い歴史を有する行事です。
発祥は西暦にして1450年代頃とされており、地方では農村行事としての綱引きが稲作のための雨乞い・五穀豊穣を意味し、起源としていましたが、町方(都市部)の綱として、交易都市那覇を象徴する大綱挽です。
現在の那覇はその昔浮島と呼ばれる一港村でしたが、交易品を取り扱う卸物城の設置や中国から渡ってきた様々な公館や文化によって発展してきました。
那覇大綱挽は那覇の発展と共に周辺の村を加え、大きな行事として成立してきた歴史があり、那覇大綱挽まつりは現在に到るまで沖縄の稲作文化として親しまれているおまつりです。
沖縄観光スポット:那覇大綱モニュメントを見にいこう!
実際に『那覇大綱挽まつり』で使用される大綱の実物大モニュメントが国際通り付近の希望ヶ丘公園内で見ることができます。
長さは10m、重さは約7tとなっており、観光スポットとして多くの観光客が訪れます。
住所 | 沖縄県那覇市牧志3丁目2番(希望ヶ丘公園内広場) |
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営業時間 | なし |
料金 | 無料 |
アクセス | 「ゆいレール」牧志駅下車、徒歩7分 |
『那覇大綱挽まつり』当日の時間・交通規制は公式サイトへ
『那覇大綱挽まつり』当日は交通規制などあるため、当日の時間や交通規制に関する情報については公式サイトよりご確認ください。
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